野食ハンマープライスさん主催の会に参加してきました。
先のブログで自分が作ったものを書きましたので、次は皆様の美味しい料理を紹介いたします。
(短くまとめようと思ったのですが、結局は長文になってしまいました。
自分が感じたことを記録がわりに書き連ねていますので、読んでもあまり面白くないかも知れませんよ。)
クジラ鍋!!
ネギの下にはクジラのお肉がたくさん沈んでいます。
今では希少になってしまったクジラ肉。
今年の夏も千葉県の漁港でクジラ解体見学がありましたね。朝早いことが多いので私はまだ見に行ったことがありませんが、結構な迫力だそうで。
赤身の肉は加熱するとどうしても少しボソボソ食感になりますが、粉をつけてから加熱してあるとのこと。さすが手馴れてらっしゃいますね(*^^*)
セミ燻製です。
前日に捕まえて下処理をして燻製されたそうです。
いただきました。
はい。美味しいです。ヘンな苦味や臭みなど皆無、殻が硬いわけでもありませんし、柔らかい食感でとても食べやすいです。
美味しいですし拒否感もなく普通にパクパク食べるのですが、不思議なことに自分でとって食べようとは思わないんですよね。庭にもたくさんいますし手軽にとれる栄養でもあるのになんでだろ?
虫は亀達のごちそうなので、カナブンやバッタコオロギ弱ったセミを見つけたら亀達の水場にポチョンとしています。
手作りパン美味しいです。
このパンはほんと、しみじみと美味しさを感じるパンなので大好きなんです。
今回は野草のドクダミパンとカキドオシパンも焼いてきてくださっていましたのでいただきました。
ドクダミパンは食べてすぐに乾燥ドクダミを使っているなと気づきました。生のドクダミは爽やかさとクセがありますが、乾燥すると香ばしさがでるんですよね。ドクダミ茶を自分で煎って作って飲んだことがある人ならばわかると思います。
カキドオシパンのほうはドクダミパンに似た風味がありますが、若干スパイシーというか野草の味がほんの少し強めかな。
食べて幸せな気持ちになれるパンです。
さかなさかなさかな~さかな~を~たべ~ると~
スミヤキの煮付けがでました。
皆さんも食べるでしょうから最初は少しだけいただいて食べて、だいぶ経ってから見たらまだ大量に残ってる!!
はい、このお皿の半分くらいは私が食べました。だって魚が食べたくてきてるんだもんー
ごちそうさまでした(^人^)
今回驚いたことのひとつ、アナジャコ。
アナジャコは以前とりに行って料理して食べました。けれど、ケミカル臭がちょっとキツくて・・・
化粧品っぽい味が苦手な私には美味しくいただけませんでした。
他の人が料理したらどんな感じになるのかなと思い、少しだけわけてもらっておそるおそる食べてみたら・・・
あれっ? ぜんぜんイケるやん!!はい、しっぽの身の部分はケミカル臭がほとんどありませんでした。ずっと噛み締めていると後からほんの少し感じる程度。
頭のほうはそれでもやはりにおいがあったそうですが、いつもよりも弱かったとのこと。
これはマジで本当に本当に驚きました。私がとったものと同じ場所のアナジャコなのに!!
せつなさんにお聞きしましたら、いつもと違う点は冷凍したことくらいだそうです。
冷凍でなにが変わるのか皆目検討もつきませんが、これは一度試してみたいと思いますので今度とりに行ってきます。
海の幸2品
たこのお刺身が柔らかくてびっくり!スーパーで買うタコとは全然違う加熱具合なのですね。
舌の上にうまみが広がりました。
カメノテ大きいですね。そして身入りがよかったです。
かたまりから外すときに汁が飛びますので、きゃあきゃあ言いながら皆さん食べていました。
みんなが一通り食べた後、残っているものを黙々と食べ続けていた参加者さんがいらして、見ていて微笑ましかったです(*^^*)
続いて川(沼?)の幸2品
テナガエビでかっっっ!!
一回の釣りでこれだけ釣る腕前のほうに感動です。私もテナガを釣りますがこんなにたくさん釣ったことがありません。
持ってきたせつなさんも言っていましたが、食べるならば小さいほうが殻が硬くなく食べやすいのですよ。なので皆さんの撮影タイムが終わったら速攻手前の小さなメスをゲットしていただきました。うまうま。
カエルのバターソテー。
今まで色々な食材を食べてきた私ですが、なにげに蛙は未食だったりします。なので肉が一番多くあるモモをいただきました。
似た肉ということで説明するならば確かに鶏肉に近いのですが、もっともっとプリプリと弾力があり、繊維質っぽいボソボソ感はありません。ほぐれないちょっと硬めなホタテの貝柱か、硬めのタピオカって感じかな。
味はクセがなく食べやすいです。加熱具合で肉がどのような感じになるかわかりませんが、加熱後薄くスライスしてカルパッチョ風にしたら見た目も美味しそうです。
鮎飯うまかったなあ。
天然鮎を素焼きしたものがぎっしりとのっていて、内臓つきなのでちょっとほろ苦い部分もあったり。
この鮎を釣った人は今回急遽参加できなくなっちゃって。いつかお会いしたいです。ご馳走様でした。
ちたけうどんとかわはぎ肝キムチ和え
チチタケというキノコを使った汁。ナスも入っています。
最初、スパイスが効いた猪肉カレーに見えました(^^;
この黒っぽい色はナスからでた色なのかな?チチタケからも色がでるのかな?
カワハギ肝キムチ美味しい。ご飯がほしくなります。瓶ごと強奪したかった。
色々美味しいものをいただきましたが、一番美味しかったのはこのさくらんぼだったりします。
暑くて体力が削がれていってたところに冷たいシャーベット状になった甘いさくらんぼがね、もうね、たまらなく美味しくて。
生き返った心地でした。ごちそうさまでした。
この他にもコウタケパスタや小鮎の揚げたものなど色々ありましたが、食べられず写真に撮ることもできずでした。
ということで、次は
銅蟲さんが低温調理してくださったジビエについて記します。
食べたほかの方達とは意見が違う点もあるかと思いますが、主観バリバリで遠慮なく書きますね。
肉の味にあいそうなソースもあわせて記しています。実際にあうかどうかは全然わかりません。
子供猪のロース
以前に
低温調理の鹿ロースを食べた時はその柔らかさにものすっごく驚きましたので、この猪ロースも期待したのですが、鹿肉の柔らかさには到底追いつけず。
子供猪なのでもっと柔らかくなると思っていたのに肉の繊維を結構感じました。もう少し薄く切ると繊維な感じが消えるのかもしれません。
臭みがないかわりに風味の弱い子供猪ですので、ソースも柔らかいほうがいいのかな。柑橘系?マスタード系だと肉の味が消えてしまいそう、そんな感じの肉です。
アナグマ前足。
低温調理後、表面をソテーしてあります。会場内に肉が焼けるにおいが充満し、会場の人が慌てて窓やドアをあけていました。
肉には硬さがありました。普通にフライパンでゆっくりと焼いた時みたいな感じ。アナグマの肉の味が弱く、ごく普通のジビエ的な肉になっていました。
今回の肉にはたっぷりとした脂がついていませんでしたので、食感が少し硬く感じたのかも知れません。
このブログを書いている日の前夜、アナグマのソテーの上に薄切りトリュフを散らせた料理をテレビで見ました。案外、他の香り高いキノコとあわせても美味しいかもしれませんね。
甘味のあるタレをつけて表面を焼くか、もしくは甘いソースがあいそうな気がしますし、マスタード系ももちろんあいそうです。
余談ですが、鹿にはフキの葉の香りが結構あいますよ。
アライグマモモ肉
子猪ロースやアナグマには硬さがありましたが、アライグマの肉は溶ける柔らかさがありました。たぶん長時間低温調理したらこの肉も鹿ロースのようにバラバラになり、パテ状になると思います。肉の繊維が短いのかな?
今回の肉はオスで脂に臭みがあったため、徹底的に脂やスジ、薄皮を取り除きました。なので臭みはありませんが、肉にはうま味が少ないです。
子供猪の肉の場合は優しさがありました。アライグマの肉は優しさよりも少し雑な風味。なので少し濃い目のソースがあいそうな気がします。マスタードなどのスパイシーなものや、ウスターソース系かな。甘味のあるソースはあうかなどうかな。
カワウの胸肉。
皮をはずして調理してくださいましたので、とても食べやすい味になっていました。
川にいる鳥ならばこんな感じの肉質だよねと思う少しボソボソした食感、少々雑な味、少しクセのある風味。
臭いまずいといわれ、ハンターさんたちにも超不評なカワウですが、私はそんなに悪くないなと思っています。
低温調理ですので肉質は柔らかく感じました。
ソースをあわせるとしたらやはり鴨のようにオレンジ系?醤油を加えて少し香ばしさをだしたほうがいいのかな。
少しボソボソ食感ですので、油分もしくは肉全体を覆う粘質なソースなどで舌滑りをよくしたほうが、食べやすくかつ美味しく感じると思います。
という感じの食レポでした。
今回は何名のかたが集まったのでしょう?会場にたくさんの人がとても楽しそうに集っていました。
初めて食べる食材も多かったようですが、たぶんどの食材も不味くなかったと思います。実際全部うまかった。
宴が進むにつれて酔っ払って寝ちゃう人がいらしたりして、見ていて面白かったです。
大声で叫ぶ人やケンカ売るような人もおらず、ほんとうに皆さん紳士淑女でいらして素晴らしいです。
今回も参加できてとても嬉しくそして楽しかったです。
次回も参加できましたら、ジビエのクセを取り除いてだれでも食べられるような料理にするか、もしくはワイルドにかたまりのままドドーン!といくか、そのあたりはまだ思案中です。
というか、お肉持ち込みますので以前に私がひらいた
ジビエ調理オフの時のように会場でどなたか作ってくださいな☆
主催者の茸本さん、ゲストのせつなさん、銅蟲さん、会場の手配をしてくださったかた、そして参加された皆様、ありがとうございました。
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テーマ : ジビエ
ジャンル : グルメ