おとといの1月16日、
野食ハンマープライスのwackyさん主催による新年会に参加してきました。
新年会を開催するみたいよと知人から連絡を受け、サイトを確認。
尊敬している
平坂さんと
せつなさんが参加されるとなれば、やはりここはずうずうしく乗り込むっきゃないでしょ!
ということで、wackyさんとはTwitterで数週間しか接点ないにもかかわらず早々に参加表明いたしました。
会場はどうやらレンタルキッチンでやるみたい。
新年会の詳細を読むと、
『お酒、食べ物持ち込み自由!』
『みんなで食材を持ち寄りつつ、調理したり貪り食ったりする会にしたいと思っています。』
とありますから、これは参加者みんなで食べ物を持ち寄ってワイガヤする新年会だなと判断。
プラス、主催者さんがお手伝いなど求めてるみたい。
それならばっ
色々作って持ち込もうじゃないかーーーっ
ということで、はい、色々作りました(・ω・)ノ"
野草や野菜関係もありますが、ジビエ食材が一番多いので、野食新年会のことはこちらにまとめてアップします。
調理や収穫については各ブログにアップ予定。いつになるかわかりませんがw
すべての料理を写したわけではありません。何枚か撮った写真をつらつらと載せます。
私が作った料理はすべて事前に作って持ち込んだものです。
では時系列順に。
桜寿司とたけのこご飯を作りました。
・桜寿司(庭の八重桜の花の塩&甘酢漬け、庭の八重桜の葉の塩漬け冷凍、薄焼き卵、銀杏、ハルノノゲシ、
サラダ蕪『もものすけ』)
・たけのこご飯(掘って水煮しといたたけのこ、油揚げ)
中央にはサラダ蕪『もものすけ』とみやま小カブの菊花カブ
飾りは椿と南天の葉。

たけのこご飯は味が薄かったので、シソの実の塩漬けをかけて食べるようにしてもらいました。
炊き込みご飯としてはだいぶ薄かったな、食べる人に申し訳なかったなと思っていたのですが、参加されたかたから『シソの実なしでも十分に美味しかったですよ』とお言葉をいただき、嬉しかったです。
キクイモの味噌漬け。キクイモを薄く切って揚げたチップスが美味しいのですが、時間が経つとしんなりしてしまうのでチップスはやめて、味噌漬けにしました。
子猪のミートローフを作りました。
(子猪、アナグマの脂、オレガノ、ローズマリー、ベーコン、ゆで卵)
子猪の肉はクセがなくて食べ易いのですが、味が薄いです。なのでコショウや塩をある程度多めに入れました。それでも味が優しかったな。
赤身だけでは少しボソボソとした食感になると思い、アナグマの脂も足しました。これが良い仕事してくれまして、食感が柔らかく仕上がりました。
スイスチャードと山東菜と、まっしろシメジ&カエンタケを添えて。←
ふきのとうのクリームチーズスナック。
道草料理入門
という本にのっていたレシピを参考にさせていただきました。
以前にも何度か作っていて、ふきのとうの面白い食べ方なので気に入っています。
揚げてから時間が経ってしまいますので、ワンタンの皮が柔らかくなってしまったのはしょうがないかな。
ふきのとうは去年収獲して冷凍しておいたものと、前日に庭から収獲したものを使いました。

せつなさん作、14種の雑貝煮がめっちゃ嬉しかった!小さい貝大好き!

肉各種盛り合わせです。
猪バラ肉の燻製、いただいた猪ソーセージ、
猪の塩釜焼き、
ハクビシン燻製、
タヌキ前足スネの燻製、
たぬたぬジャーキー。
今まで作って冷凍しておいたものや、この会に持っていこうと作ったものなどです。
ハクビシンの燻製が大人気で嬉しかったです。
タヌキも美味しかったみたい。よかったよかった(^^)
スイスチャード、塩釜焼きのローズマリー、A菜、松の葉を添えて。

せつなさん持ち込み酒です。左はタガメ酒、右はサルミアッキ酒。
サルミアッキ酒の味は平気なのですが、下戸気味な私にはウィスキーが強すぎて orz..
乾杯のお酒としてほんの少しついで飲んだのですが、全部は飲みきれず、会場で仲良くなった人に残りを飲んでもらいました。

メインの魚料理は会場内にて調理ですので、まずはこの状態で新年会スタートです。

せつなさん作、ヒラスズキの昆布〆。
かぼすをたっぷり絞っていただきました。
ヒラスズキって確か磯にいるスズキですよね?食べたの初めてです。
肉質が柔らかくて美味しかった!

せつなさん持ち込み食材、サルミアッキ。
サルミアッキ食べるの初めてです。柔らかいんですねこれ。
確かに独特な味がしますが、木系のハーブっぽい感じで・・・うーん、どこかで感じた味に似てるんだけどなあ。。。ローリエを噛んで比べてみましたが、ローリエじゃあないな。
なんだろ?
あ、私はなんちゃらアンモニウム?その味はわかりませんでした(味音痴

ノビルいただきました。
生で味噌つけて食べるのはありますが、これはほんの少し加熱されてかすかに味付けしてあった感じ。
なのでノビルの辛さが薄く、とても美味しかったです。
近所のノビルはこれほど大きくないので、こんなにたくさん採れるのすっごくうらやましいです。

シソ巻きと菊の漬物。懐かしいお味でした。

平坂さん持ち込み食材、カスザメの頭。
これですなあ
「天使のサメ」ことカスザメは本当に美味いのかなんてレア食材なんでしょ!!
平坂さんご本人が硬い鱗をけずりおとしているところです。

シタビラメ(で合ってます?)のムニエル。
皮をはぐところを見ていましたが、めりめりっとひっぱってはぐのですね(@@;;
もちろん食べやすく美味しいお味です。

多摩川の雑魚の唐揚げとのこと。
せつなさん曰く、ボラやオイカワや・・・あと忘れた(ぉぃ
またヘンなもの獲ってきた人いるのねえ
で、昨日ざざむし。読んだら・・・平坂さんが新年会当日に多摩川行ってガサッてきたっぽい(^^;;;

さよりの刺身です。
盛り付けがすっごく綺麗!
さよりの刺身を初めて食べましたが、身が上品で美味しいですねこれ。
勝手に南天の葉を飾ってみちゃった(^^;

いわしの刺身。
さよりと違ってこちらはトロッとした食感でうま味が口の中いっぱいに広がります。
ああ・・・青魚の刺身大好き。。。
お皿がちょっと寂しかったので、勝手に葉をのっけてみたり。

ゴンズイから揚げ。
ゴンちゃん!ゴンちゃんーーーっ
衣がちょっとだけ味が濃くてゴンちゃんの美味しさがわかりづらかったので、衣をそっとはずしてゴンちゃんの身をいただきました。
ほんっとゴンちゃん美味しい!!
久しぶりに食べることができて嬉しかったです。

おにやどかりのお造り。
美味しいとは思いますが、ちょっとだけ抵抗感あって、ヘタレな私は食べませんでした。
頭の部分は味噌汁になっていました。

参加者のかたがなにやら器具を使って鹿ロースの低温調理をされていました。
出来上がりを食べてびっくり!
今までお店などで鹿ロース料理を何回か食べましたが、これが一番美味しかったです。
もうね、肉がすっごく柔らかいの!味がお上品なの!

今回のメインディッシュ、この日の朝釣り上げたウツボです。
ちょうどいい具合にウツボが顔隠してくれた(^^)
さばくところを見て骨のよけかたなど勉強したかったのですが、同じ気持ちの人が多かったようでキッチンに人だかりができてしいましたので、見るのあきらめました。

ウツボを捌いている間にカスザメの煮付け完成。
ビジュアルすげえwww
お味ですが、これがまたクセがなくて美味しいのです!
ただ、お肉がどのようについているかがまったくわからず苦労しました。

キターーー(・▽・)ーーー!!
ウツボの刺身!!
なんだこれ!めっちゃ美味いやん!
もうね、適度なぷりぷり食感とほんのり伝わってくる甘み、最高でした!

タモリというお魚のお造りです。
せつなさんがさばいているところを見てましたが、硬い硬いと言ってて。
身を食べてみたらほんっとしっかりとした身!
歯ごたえのある刺身です。でも美味しいのですよ。
手前のは湯引きした後に焼き目つけたんだったかな?見た目がとっても素敵ですよね♪

ウツボの煮物です。
肉と皮の間のコラーゲンが美味しいとのことで食べてみました。
刺身の時とはまた違う美味しさ!
ウツボってすごいなあ。。。感動しました。

平坂さんが参加されるということでしたので、平坂さんの著書「
深海魚のレシピ
」とマジックを持参しました。目的はもちろんサインいただくこと。
平坂さんは顔出しオッケーですが、あえてこの角度から☆
ちなみに前著「
外来魚のレシピ
」は以前にサインいただき済みだったりします。
どーだ、うらやましいだろーー
へっへっへ♪


今回、せつなさんにお渡しするために
超激辛唐辛子トリニダードとキャロライナ・リーパーのオリーブオイル漬けを持参しました。
で、せっかくですから参加された皆様で辛さを堪能しよう!と相成りまして。せつなさんが素手で触ろうとしていましたので慌てて手袋お渡ししました。
思ったほど辛くなかったとせつなさん。そうですかそうですか。ならば今年は唐辛子屋さんからキャロライナ・リーパーとトリニダードを1kgほど直送していただくよう手配いたしますのでご堪能くださいませ。
楽しい会も終わり。余った食材やお酒などは欲しい人で分けて持ち帰りました。

未開封濁り酒は夫へのプレゼントとしていただきました。とっても嬉しい!
野菜もたくさん!
それから、みなさんの手料理残りもいただきました。
手前のいがぐり風味なのは食えません。
まさかのサプライズ!いただけてとっても嬉しい〜♪
ありがとうございます(〃∩_∩〃)
今回参加して本当に良かったです。
主催者のwackyさんは参加される方々に食べてもらいたいと、当日の朝もウツボ釣りに行かれたご様子。
そして、大きなクーラーボックスにお魚たくさん入れて、珍しいコウタケというキノコをたくさん持ってこられて。
レンタルキッチンとしては広めな会場でしたが、それでも多くのかたが一斉に調理できるスペースではありませんので、せっかく持ってきてくださった魚やキノコを料理する時間がとれなかったみたい。
食べれなかったのは残念ですが、コウタケご飯は次回作りますと言ってくださっていますし、それよりなにより、食べてもらいたいとたくさんの食材を持ってきてくださったその気持ちが私はすごく嬉しいし、心が温かくなりますし、とても感謝しています。
多くの人を集めるイベントを主催した経験は私も数回ありますが、主催者側って本当に大変なんですよね。参加される方々との連絡や、会場の打ち合わせ、食材手配など、イベントが近くなると眠る時間がホント削られます。そしてその短い睡眠時間も考え事が多すぎて意識がすぐに目覚めてしまって。
慣れてくれば要領も多少はよくなって楽になるのですが、それでもやはり緊張します。イベント企画が仕事ではないのですから当たり前ですよね。
今回の新年会のように、参加された方々が食べ物を持ち寄ってワイガヤする集まりならば、
参加された皆様全員が主役だと私は思っています。
みんなに食べて欲しいと思って食べ物を持ってきて、たべてみてくださいと自分からみなさんに勧める。そしてそこから話題がうまれ、楽しい会話へとつながるんじゃないかなって。誰かがしてくれるだろうとか思わず、
自分から動かなあかんと思っています。
新年会を催してくださったwackyさん、ありがとうございました。
楽しく、そして新しい出会いを得ることができました。
このつながりをこれからも大切にしていきたいと願っています。
なのでっっ
また企画してくださーーーーーいいいいいいいい!!!!!と、大文字赤色太字フォントで叫んでみた(笑)
料理を作ってくださった方々、そして参加された皆様、楽しい時間をありがとうございました。
ハリネズミ餅☆
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テーマ : ジビエ
ジャンル : グルメ