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アライグマの止め刺しに行ってきました。

ツイッターで仲良くなったハンターさんが仕掛けた檻にアライグマがかかりました。
数日前に罠にかかり、今日、銃で止め刺しをすると知り、お願いして立ちあわせていただきました。
私は今まで色々なジビエをいただいて自分で解体して料理し食べていますが、止め刺しから立ち会うのは初めてです。

今回は写真をのせてありません。
ですが生々しい描写があります。
腸抜き手順や皮はぎなどを書き留めてあります。料理はありません。
なので苦手だなと思う人は読まないでください。
読む人は下の続きを読むをクリック、もしくは空白ののち続きます。




 
    








 
止め刺しに立ち会うお願いする前まで、いえ、お願いしてからもだいぶ悩みました。
罠にかかったアライグマの写真を見せていただいたらすっごく可愛くて。
しっかりと正視する事ができるだろうか・・・心の中で葛藤がありました。
けれど、生きている姿を見ずに肉を食べることに違和感があり・・・。
それから、腸抜きを勉強したい気持ちもあります。
庭で栽培した野菜を収穫する時もちょっと気が沈みますが、同じ生き物でも哺乳類を〆る現場に立ち会うのはだいぶ辛いだろうな。。。
でも、行ってきました。

ハンターさんの車に同乗し、現地へ到着。
草ぼうぼうな所を進むと、そこに檻があり、中に小さな獣が一匹。
威嚇する事もなく、逃げようとするでもなく、大人しく檻の中に入っていました。
真っ黒くてとても綺麗な目をしたアライグマ。
実際に見ても、とても可愛かったです。

私たちの姿を見て立ち上がりこちらを見ていましたが、しばらくすると丸まって静かになって。
かわいい。とても可愛い。
ペットとして飼いたくなる気持ち、わかります。
でも捨てられ、野生で繁殖して、その結果が目の前にあって。

ハンターさんが銃を取り出し、アライグマに狙いを定めました。
銃を向けた時に少しだけ顔を上げましたが、すぐにまた下をむいて。。
そして発砲。
じっとしていましたので頭にきちんとあたり、横に倒れ、痙攣し、息絶えました。

見ていて辛かったです。
鶏を自分の手で〆た時には感じなかった感情。
やはり哺乳類で、しかも可愛かったからでしょうね。
可愛いものを大切にしたいという気持ちが人間にはあるのでしょう。

動きが止まった後、逆さに吊るし、首を切り、放血。
放血の時に心臓が動いていたほうがよく出るようなことをネットで読んだ気がしますが、今回は心臓が止まった状態ですので重力によって流れ出ている感じでした。

血が止まった頃、肛門の周りの皮にぐるりと切れ目を入れ、腹に向かって皮を切り、内臓を出していきます。

初めて見ますのでハンターさんにやっていただきましたが、やりやすいように押さえようと思い、触り、軽くショックを受けました。
まだ温かくて、とても柔らかかったので。。。
自宅で解体する時はすでに冷たく硬くなっていますので。

腹から胸へナイフを進め、胸骨を中央から分断。案外簡単に切り離せるものなのですね。
胸骨は楽でしたが、恥骨結合を割るのは苦労されてました。
ネットで解体動画を見ていてもこの部分は刃をあて槌で打って割っていますので、だいぶ硬いのでしょう。
今までは見ているだけでしたが、ここで私も解体に参加。
持参した皮はぎ包丁を使って叩き割りました。
刃がずれると腸を切り裂く危険がありますので、ここの骨の処理はまたネットで色々見て勉強しておこうと思います。

恥骨結合部分が離れたので腸を抜きます。
でも、骨が切れたとはいえ形はそのままありますので、腸を動かす時に手がなかなかうまく入りません。
腸の内容物がほんの少しでてしまいましたが肉にはかからず。除去。
腸がはずせたら後は内臓が繋がっていますので重力で腹からはずれ、食道と気管を切り、内臓が抜けました。
地面に穴を掘り、内臓を埋めました。

持参した水に数十分浸けた後、皮をはぎました。
途中からは私が皮はぎをして、ハンターさんは鳥猟へ。
毛がとても柔らかくて気持ちいい。。。
皮も再利用できるように、尾をつけ、鼻や目の周りや耳も綺麗に丁寧にはぎました。

内臓を取り出すときは足を上にしばっていましたが、皮はぎの時は首をしばって下げていました。
なので首周りがなかなかうまくいかず、足を上に縛り直す時に肉に毛を結構つけてしまい。反省&改善点ですね。

脂が多い個体で、ほんの少しだけ透明っぽく、水分を含んでいるかのようなぶよぶよとした感じの脂でした。
猪のようなしっかりとした脂の触感ではありません。
解体中に鼻を近づけてにおいを嗅いでみましたが、多少は獣のにおいがするものの、そんなに強くありませんでした。

ちなみに、止め刺し前から解体終了後までずっとマスクをつけています。
ビニール手袋ももちろん着用。
そしてビニール製の使い捨て袖カバーも100均で購入し使ってみました。
作業中の腕の向きによって個体にあたる時がありましたので、これをつけておいてよかったです。

その後、手足をばらして枝肉にしました。
胴の部分をどのようにしようか思案し、半分は肉とあばら骨をはずし、もう半分は骨付きのままおきました。
小型四つ足獣はロースがほとんど発達していないので、鹿や猪のようにロース単体で切り分けるのは無理なことが多いです。
今回の個体もロースが薄かったので、骨付きのまま切り分けて料理する事ができるように半身は骨付きのままでハンターさんにお渡ししました。

ハンターさんが戻ってきて、肉をビニール袋に入れ、全て完了。


アライグマ、可愛いです。本当に可愛い。
でも、農作物被害や自然の生態系に影響を与える生き物で、現在、特定外来生物に指定されています。
国の方針として、完全排除を目的としている動物です。

アライグマ防除の手引き (環境省 自然環境局 野生生物課 外来生物対策室)
https://www.env.go.jp/nature/intro/3control/files/manual_racoon.pdf


私は不食では生きていけません。なにかを食べて生きています。
野菜、魚、肉、もともとは命のあった生き物です。

今回、私はお肉を分けていただいて持ち帰ることをしませんでした。
ハンターさんから勧められたのですが、ハンターさんの獲物ですし、ハンターさんも辛い思いをして仕留めた肉ですので、いただいたら申し訳ない気持ちが強くて。
今これを書いているのは丸一日半ほど経った後。
時間が経ち、気持ちが落ち着き。
次回もしもまた立ち会える機会があった時は、肉を分けてもらい、しっかりと食べよう。
そう思っています。

ありがとうございました。










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テーマ : ジビエ
ジャンル : グルメ

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